季粋の宿 紋屋
 
季粋の宿 紋屋

女将のこだわり・心遣いが感じられる、モダンな和風宿。

2013年3月29日 宿屋の女将のメルマガ 第322号

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     ■       「きもちはいつまでも新米・女将のひとり言」
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■  ■ ■■■■ ■  1999年 日本初・旅館の女将によるメルマガ配信
  ■   ■     開始。経営の悩み、お客様への思い、社員や家族
 ■  ■■■■■   とのかかわり等など。
■ ■ ■   ■   きもちはいつまでも新米であり続けたいと願う、
  ■ ■■■■■   宿の女将のメルマガです。
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  ■ ■■■■■   http://www.monya.co.jp 2013.3.29発行 第322号
                           
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◆ きっかけはお祝い ◆


皆さんは、お祝いというとどんな祝を思い浮かべますか?

結婚記念日とか誕生日、退職祝、入学祝、いろいろあると思います。


私達は、それぞれについて何をして差し上げるか、

何が付いているプランにするかなど考えます。



ところが私達の想像を超える、

   ハーフバースデイやら、交際記念日とか、

   彼女が日本に来て3ヶ月のお祝いとか、

お客様側のプチ祝は無限大に広がっていくのです。

そういう意味では、お祝いというものは何でもありの世界。


これからも、皆様の豊富な時代を先取りした感覚で、

多様なお祝いを企画していただければと、こちらも期待しております。



先日は、ご夫婦とお子様で赤ちゃんのプランでいらしているのに、

ご交際6周年の記念日というステキなお客様もお見えになりました。


恋愛だと、はっきりいつから交際したか覚えていない人も多いと思います。

夫婦になっても、いつまでもその日を祝い合えることが、

こころから素晴らしいと私は思いました。



   また昨日は、ご家族6名様でお越しになり、

   おじい様おばあ様が金婚式。お母様お父様が銀婚式。

   長女の方が大学ご卒業。次女の方が成人式。

   ご家族全員がおめでとう!



素晴らしいことですよね。めったにないケース。

おじい様は、大昔、紋屋が出来たてのころに宿泊した事があって、

覚えていてくださったそうです。

長女の方は、これから理学療法士として病院にお勤めするそうです。

その希望に目が輝いていました。



そんなときにお選び頂ける事のありがたさ。身にしみました。

みなさんとてもご家族さまが温かく、それも私の心を温かくしました。



   お祝いは、そうそう揃っては出来ないもの。

   大切な思い出ですね。



日によっては平日なのに、お越しの半分のお客さまが何らかのお祝いという

こともあります。そういう日は、フロントはそのお客様にお渡しするものを

作成する職人のようになり、それぞれが忙しく働きます。


私は、その時の雰囲気が結構好きです。

私もお祝い状を書いたり、プレゼントを包装したり、やはり忙しいです。


最初の頃は、例えば記念日が1ヶ月も先なのに、今日お祝いするという時は、

どうしたものかと思ったり、単純におめでとうございますだけ言ったりして

いましたが、それはもったいないと思うように最近なりました。



記念日の付近に、たまたま休みが取れるとは限りませんし、

ましてやご夫婦様二人の記念日というとき、

お二人のそれぞれのお休みが、丁度いいときに取れない場合もよくあります。



私達の誕生日も20日くらいの差ですが、私の誕生日はなんとトップシーズン。

夏休みのお盆の頃です。

毎年誕生日どころではない、仮の誕生日みたいになります。

なので、たいがいかなり遅くなってから一緒に祝っています。

それをお店側が、大分過ぎているからと考えたら悲しいですよね。




お客様の発想はとても豊かで、

「へえー!そんな祝いもあるのね」と楽しくなります。

これからも、さらに楽しくなるように

たくさんのヒントをいただきたいと思っています。

「こんなこと、やっていませんか?」と聞かれることもあります。

例えば、お子様の名前を筆書きしてくれませんか?と言うご要望。

忙しい日は無理、上手くかけないこともあるし、

得意な字と不得意な字もあります。

やってあげたいけど、難しいなということも。


   紋屋では、たくさんのお金がかかることではなく、

   手間を掛けて手作りしているに近いことばかりです。


今後は、再度々お祝いをしにいらした方が、

次も楽しみにして下さるような、何か新しいことを探すのが大変です。


お祝いにお越しになって感激して、次の年もその次の年も。。。

でも、して差し上げることがなくなってしまう。

どうしよう!と思います。



でも逆にそこからお祝いに固執することなく、

紋屋のスタッフや、お料理やおもてなしや眺望etc、

お祝いに関係なく紋屋のファンになってくだされば尚良いですね。


最初はお祝いが目的でも、次からは紋屋に行くことが目的になる。

そうなったら、本当に嬉しいです。



お祝いは、ある意味日頃はなかなか出来ないことでもあります。


だからこそ、滞在時間が長くご家族間で忙しい毎日では出来ない会話や

ふれあいが出来る、宿泊は特におすすめです。



     いつまでも心に残る、ご家族のアルバムの1ページを、

     ご一緒につくりませんか。




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e-mailエッセー「きもちはいつまでも新米・女将のひとり言」・隔週日曜発行
 著  者:高尾葉子  okami@monya.co.jp
   発 行 者:高尾憲資  aruji@monya.co.jp
   発 行 所:季粋の宿 紋 屋  otazune@monya.co.jp
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◆素顔の女将◆


家内にみたらし団子を勧めると、太るからいらないと言う。

    「せっかくだから、一串じゃなくて一個だけ食べたら?」

     と水を向けると、「そうね」と一個だけ食べる。


やや間を置いて、

    「もう一個食べちゃおうかな」ともう一個食べる。


               で、


結局ご想像の通り、みんな食べちゃいました(笑)

                             (by aruji)